『神さまの言うとおり』は、講談社より刊行された第壱部(全5巻)と第弐部(全21巻)の計26巻で構成されています。現在では電子書籍ストアのデスゲーム・サスペンスジャンルで常に上位にランクインし、考察系の読者を中心に再評価が進んでいます。
第壱部は、日常が壊れていくスピード感と絶望的なゲームの連続で一気に読ませる構成が見事です。一方、第弐部では「ゴミ箱」と呼ばれる選別から始まる裏ルートを描きつつ、第壱部の生存者たちと合流していく緻密な群像劇へとスケールアップします。
2つの物語が交差した瞬間に明かされる数々の伏線は圧巻であり、全巻を一気読みすることで、作者・金城宗幸氏の巧みなストーリーテリングの真価を余すところなく味わうことができます。