1920年に設立されたニューエラ・キャップ・カンパニーは、一世紀以上にわたりヘッドウェアのイノベーションを牽引してきた。同社の最高経営責任者(CEO)を務めるクリストファー・コッホのもと、ブランドは単なるスポーツ用品の域を超え、グローバル文化の主役に躍り出た。特にMLB(メジャーリーグベースボール)の全選手がフィールドで着用するオンフィールドキャップの独占供給は、同社の品質管理と技術力の高さを物語っている。
なかでも同ブランドの代名詞であるベースボールキャップ「59FIFTY」は、ストリートファッションの世界で不動のステータスを誇る。かつてはウール100%素材が主流であり、極度の水嫌いとして知られていた。しかし技術の進歩に伴い、現在ではハイテクポリエステル素材の導入が進み、吸汗速乾性や耐久性が大幅に向上している。この素材の進化こそが、現代における水洗いのお手入れを可能にした歴史的背景でもある。