温泉街の中心部、湯の谷川沿いに白煙を噴き上げているのが、湯の峰温泉のシンボルである「湯筒(ゆづつ)」です。約90度という超高温の純重曹泉がこんこんと湧き出ており、観光客が自由に食材を浸して調理できる自炊スポットとなっています。
ここで絶対に外せないのが温泉卵作りです。湯筒のすぐ目の前にある商店や売店では、ネットに入った生卵(数個入り)やサツマイモ、トウモロコシ、旬の地場野菜、そして塩が販売されています。手ぶらで訪れてもその場ですぐに茹で始めることが可能です。
ただし、源泉の温度は季節や天候によって微妙に変動します。トロトロの極上温泉卵に仕上げるための茹で時間の目安を頭に入れておきましょう。
- 黄身が半熟のとろとろ卵: 11分〜12分
- 全体がしっとり固まった固ゆで卵: 14分〜15分
- サツマイモ(中サイズ): 30分〜40分(じっくり火が通り驚くほど甘くなります)
- ほうれん草などの青菜類: 1分〜2分(鮮やかな緑色に仕上がります)
茹で上がった卵を川の冷水で冷やし、殻を剥くと、ほのかな硫黄の香りが鼻腔をくすぐります。温泉のミネラル分が殻を通して染み込んでいるため、調味料をつけずそのまま食べても深い塩味と旨味が感じられます。ちょっとした裏技として、マイ塩やだし醤油、マヨネーズをあらかじめ持参しておくと、味のバリエーションを贅沢に楽しめます。