試合終了のホイッスルとともに6万人が一斉に動き出す瞬間、周辺の交通網は麻痺寸前に陥る。最も近いJR総武線の千駄ヶ谷駅と信濃町駅は、入場規制がかかり改札を通過するだけで30分以上足止めされるケースも珍しくない。
賢いサポーターは最初から駅の選択肢をズラしている。都営大江戸線の国立競技場駅へ直行するのではなく、徒歩12分ほど歩いて東京メトロ副都心線の北参道駅を目指すルート、あるいは外苑西通りを抜けて銀座線・半蔵門線の青山一丁目駅や外苑前駅へ抜けるルートが快適だ。少し足を伸ばして代々木駅や原宿駅まで歩けば、混雑に巻き込まれることなく都心の主要幹線へとスムーズに復帰できる。
スタジアム周辺のデッキで余韻を楽しみながら、あえてピークアウトを待つ過ごし方も悪くない。千駄ヶ谷や北青山エリアのカフェで試合のハイライトを語り合っているうちに、駅の混雑は嘘のように解消されていく。