市販のテーピング資材が手軽に入手できるようになった現代において、インターネットの情報を鵜呑みにした誤った処置が増加している。日本整形外科学会や日本臨床スポーツ医学会の学術集会でも、無計画な締め付けによる神経圧迫や皮膚トラブル、症状の長期化が議論の対象となっている。
整形外科学およびスポーツ医学の専門家らは、テーピングはあくまで一時的な保護や補強のツールであり、根本的な病態把握が前提であると強調する。痛みがある状態で無理にテーピングをして運動を継続すると、組織の破壊が深刻化するおそれがある。違和感が続く場合は、まず専門医の診断を仰ぐ姿勢が不可欠だ。