純米大吟醸と大吟醸の決定的な違いは?味と価格の真相と賢い選び方

純米大吟醸と大吟醸の決定的な違いは?味と価格の真相と賢い選び方

純米大吟醸と大吟醸の決定的な違いは?味と価格の真相と賢い選び方とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

インターネット上の掲示板やSNSでは、「アルコールを添加している大吟醸は混ぜ物の安酒で、純米大吟醸のほうが高級で美味い」という論調が散見されます。しかし、日本酒業界の最前線を知る醸造家やソムリエの間で、この言説を支持する人はいません。かつて昭和の戦中・戦後に横行した粗悪な「三倍増醸清酒(三増酒)」の記憶が、醸造アルコール全般に対するネガティブな先入観として現代に残ってしまっているためです。

実際、全国の蔵元が威信をかけて技術を競い合う独立行政法人酒類総合研究所主催の「全国新酒鑑評会」において、金賞を受賞する出品酒の多くは純米大吟醸ではなく「大吟醸」です。極限まで雑味を排し、澄み切った美しさと研ぎ澄まされた香りを表現するコンテストの場では、アルコール添加技術こそが杜氏の腕の見せ所とされています。

では、消費者が実際に飲む際、どっちが美味しいと感じるのでしょうか。結論から言えば、それは優劣ではなく個人の味覚と飲むシチュエーションの好みに帰着します。

価格 値段の違い 理由に関しても同様の誤解があります。一般的に純米大吟醸のほうが大吟醸よりも数百円ほど高額に設定されますが、これは「純米のほうが格上だから」ではありません。同じ量の日本酒を造る際、醸造アルコールを一切加えない純米大吟醸のほうが、より多くの高価な精米(山田錦などの酒造好適米)を必要とし、原材料原価が高くなるためです。コスト構造の違いがそのまま売価に反映されているに過ぎません。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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