入校式の中で必ず実施されるのが「運転適性検査」です。主に民間開発の「OD式安全性テスト」や警察庁が定めた「警察庁方式K型」などが採用されています。
「この検査に落ちたら教習を受けられないのでは?」と心配する声が後を絶ちませんが、教習所の適性検査に落ちる(不合格になる)ということは基本的にありません。
適性検査の主たる内容は、以下のような単純作業や心理アンケートで構成されています。
- 動作の正確性と速度:指定された記号を素早く書き写す、連続する三角マークに斜線を引くなどの作業課題。
- 判断力と注意力:規則性のある数字の並びから特定の数字を探し出す処理能力テスト。
- 性格・情緒安定性の測定:「イライラしやすいか」「他人の意見に流されやすいか」といった質問に対する「はい/いいえ」の回答。
この検査の目的は受講生の選別ではなく、「自身が持つ運転時の癖や感情の偏り(焦りやすさ、注意力散漫、過信など)を客観的に把握させ、事故防止に役立てる指導資料にするため」です。
結果は後日「総合診断書」として返却され、指導員が実車教習を行う際のアドバイス指標として活用されます。変に取り繕ったり見栄を張ったりせず、直感に従ってありのまま回答することが、自身にとって最も有効な安全運転教育につながります。