同志社香里高校の最大のストロングポイントは、言うまでもなく同志社大学への内部進学率が95%前後という驚異的な実績です。他大学への受験を選択する数パーセントの生徒(国公立大や医学部志望者など)を除き、卒業生のほぼ全員が同志社大学、または同志社女子大学へと内部進学を果たしています。
しかし、取材を進めると「入学さえすれば誰でも希望の学部に進学できる」という認識は完全な幻想であることが浮き彫りになります。同志社大学の各学部にはそれぞれ高校ごとの受入推薦枠が定められており、枠を超える希望者が殺到した場合はシビアな学内選考が実施されます。
同志社大学の内部推薦基準の中核となるのは以下の要素です:
- 高校3年間の定期試験・実力テストの総合成績:学内評定平均が厳格に数値化され、1年次からの累積ポイントが大きく影響する。
- 英語資格試験の到達度:英検準2級〜2級以上の取得、あるいはTOEIC BridgeやGTEC等で学校が定める基準スコアのクリアが義務付けられる。
- 日頃の出欠状況と生活態度:キリスト教主義教育に基づく品行方正さが求められ、問題行動や度重なる遅刻・欠席は推薦剥奪の対象となる。
関係者や卒業生の証言によれば、法学部、経済学部、商学部、理工学部、グローバル地域文化学部などの人気上位学部は、学内選抜で成績最上位層から埋まっていきます。高校入学後に「受験勉強から解放された」と油断して学業を怠った生徒は、希望とは異なる学部に回されるか、最悪の場合は推薦資格を失う瀬戸際まで追い込まれる現実があります。