2010年代後半、日本のサブカルチャー界隈を激震させた『けものフレンズ』。コンセプトデザインを務めた吉崎観音による魅力的なキャラクター群と、たつき監督の手によって紡がれた底知れぬ世界観は、アニメファンのみならず一般層までを巻き込む大ブームを巻き起こした。多角的なメディアミックスが展開される中、アダルトビデオ業界の老舗メーカーであるTMAが動き出すのに時間はかからなかった。
同社はこれまでにも数々のアニメパロディを世に送り出し、その徹底した再現度と斜め上の情熱で「パロディAV」という独自のジャンルを確立してきた。公式アニメが社会現象となった渦中に投入された本作は、元の作品が持つ独特の温かみとどこか漂う荒廃感を、実写ならではの異色なアプローチで再解釈したものだった。