優勢に見えた高専サイドの連携を一瞬で暗転させたのが、呪いの王・両面宿儺による起死回生の「黒閃」でした。真希に続き、戦況をコントロールしていたラルゥを起点として放たれたこの強烈な一撃は、周囲の空気を歪ませるほどの衝撃波を生み出しました。
宿儺が黒閃を決めたことの意味は極めて甚大です。黒閃を成功させた術師は呪力の核心を掴み、「ゾーン」に入った状態となります。これにより、五条悟戦以降著しく低下していた宿儺の「反転術式」の出力が急速に回復するトリガーとなってしまいました。失われた腕の再生や低下した呪力量の底上げが現実味を帯び、再び高専陣営は全滅の危機へと引きずり戻されることになります。
しかし、黒閃を叩き込まれ重傷を負いながらもラルゥは意識を繋ぎ止め、虎杖悠仁が間髪入れずに宿儺へ肉薄。絶望と執念が交錯する中で、次なる展開への激しい火花が散りました。