占術界のみならず日本のエンターテインメント史に大きな足跡を残した細木数子氏は、2026年11月8日午前7時35分、東京都内の自宅で息を引き取りました。享年83歳でした。公式発表および親族の手記によると、直接の死因は呼吸不全。長年患っていた持病や老衰に伴い、呼吸機能が徐々に低下していった結果と報じられています。
特筆すべきは、本人が生前から延命治療を頑なに拒否していた点です。晩年、体調を崩して入院することがあっても「最期は機械につながれて管だらけになるのは絶対に嫌だ」「自宅で自然に逝きたい」と周囲に強く言い含めていました。報道各社の取材や娘・細木かおり氏の手記によれば、亡くなる数日前から呼吸が浅くなり、医師や看護師の見守りのもと、苦しむ様子もなく眠るように意識が薄れていったとされています。
枕元で家族が「ばあば、ありがとう」「本当にお疲れ様でした」と声をかけるなか、安らかな表情で息を引き取ったと伝えられています。生前の歯に衣着せぬ豪快なイメージとは対照的に、最期は静寂と家族の温もりに包まれた穏やかな旅立ちでした。葬儀・告別式は本人の遺志に従い、密葬形式の家族葬として近親者のみで厳かに執り行われました。