水出しコーヒーはコスパが悪い?豆を大量消費する理由と最強節約術についての疑問解決ガイドをお届けします。
では、水出しコーヒーは1杯あたり実際いくらかかっているのでしょうか。市販の専用抽出バッグ、器具を使った自家製、業務スーパーなどの大容量粉、そして一般的な急冷式ドリップのコストを比較検証しました。ここでは、1杯あたりの出来上がり量を「アイスグラス1杯分=約180ml」として試算しています。
抽出方法・製品カテゴリ1杯(180ml)あたりの粉量・単価1杯あたりの実質推定コスト編集部の見解・コスト評価市販水出しコーヒーバッグ
(キーコーヒー・UCC等)専用バッグ(30〜35g)で約400〜500ml抽出
4袋入り約500〜600円約60円 〜 85円手軽だが包装コストが上乗せされており、毎日の常用にはやや割高。水出しポット自作
(一般的な中価格帯レギュラー粉)粉量:約18g使用
(豆相場:200gあたり約600円換算)約54円 〜 65円粉の消費スピードは早いが、好みの産地や焙煎度を選べるバランス型。水出しポット自作
(業務スーパー等の超大容量粉)粉量:約18g使用
(1,000gあたり約1,100〜1,400円換算)約20円 〜 26円圧倒的低コスト。水出し特有のまろやかさで大衆豆特有のトゲも消える。急冷式ペーパードリップ
(一般的な中価格帯レギュラー粉)粉量:約12g使用+氷で急冷
(豆相場:200gあたり約600円換算)約36円 〜 42円同じ豆を使った場合、水出しよりも粉使用量が3割以上少なく経済的。カフェ・コンビニ
(コールドブリュー各社)完成品1杯の店頭購入価格約220円 〜 480円外食としては標準的だが、自宅抽出と比較すれば10倍前後の開きがある。
データが物語る通り、同じ銘柄のコーヒー豆を使った場合、急冷式ドリップの1杯約38円に対し、自作水出しコーヒーは約58円と、約1.5倍のコスト差が発生します。1日2杯飲む家庭であれば、月間の豆代の差額は千数百円に達します。これが「水出しは不経済」と言われる数字のからくりです。
しかし、もう一つの事実にも注目すべきです。スーパー等で売られている不織布入りの「市販水出しコーヒーバッグ」に比べれば、ポットを使った自作抽出は2〜3割安く、さらに後述する「大容量の高コスパ豆」を採用した場合は1杯あたり20円台前半という、コンビニコーヒーの10分の1以下の超低単価に抑え込めるのです。