夫の裏切りに直面した元妻・akkoの苦悩は計り知れないものでした。My Little Loverは、小林武史、ギタリストの藤井謙二、そしてakkoの3人で始動し、ミリオンセラーを連発した伝説的ユニットです。公私ともに人生の伴侶として歩んできたパートナーからの裏切りは、女性としての尊厳だけでなく、表現者としてのアイデンティティをも揺るがす衝撃でした。
発覚当初、akkoは家庭を守るために修復の道を模索したと伝えられています。しかし、小林武史の心はすでに家庭にはなく、一青窈との生活に傾倒していました。別居生活が長期化するなかで夫婦関係の破綻は修復不可能なレベルに達し、2008年元日、正式に離婚が成立したことが発表されました。直接的な離婚理由は小林武史の不貞行為ですが、その背景にはプロデューサーとして常に新しい刺激や「ミューズ(芸術的霊感を与える存在)」を求め続ける小林の奔放な生き方が横たわっていました。
離婚に伴う金銭的清算についても当時大きな関心を集めました。芸能関係者や法曹関係者の証言によると、トッププロデューサーであった小林武史が支払った慰謝料と財産分与の総額は数億円規模に上ったとされています。これには、都内の高級不動産や将来的な養育費だけでなく、My Little Loverの楽曲に関する権利や所属事務所の株式の取り扱いなど、複雑な権利関係の整理が含まれていました。akkoは2人の娘の親権を持ち、シングルマザーとして再出発を切ることになります。