中村里砂を語る上で切り離せないのが、俳優・中村雅俊と女優・五十嵐淳子という偉大な両親の存在である。彼女の顔立ちを注意深く観察すると、母・五十嵐淳子が持っていた浮世離れした愛らしさと透明感、そして父・中村雅俊の力強い目元や骨格のニュアンスが見事に融合していることが理解できる。
「親の七光り」というレッテルを嫌い、自らの感性だけで独自の位置を築き上げた彼女。しかし、その圧倒的な造形美と気品は、間違いなく血統として受け継がれた天性のギフトであり、単なる人工的な処置だけで作れるものではないという見方は非常に根強い。