最も警戒すべきは、一見するとほくろのように見えながら、実際には悪性腫瘍であるメラノーマ(悪性黒色腫)の存在だ。これは皮膚がんの中でも特に転移を起こしやすく、早期発見が極めて重要な疾患である。
皮膚科医が推奨するセルフチェックの基準として「ABCDEルール」が広く知られている。具体的には、非対称性(Asymmetry)、境界の不明瞭さ(Border)、色の不均一さ(Color)、直径6ミリ以上の大きさ(Diameter)、そして形状や大きさの経時的な変化(Evolving)の5項目だ。鼻の頭という直射日光を受けやすい部位において、短期間で大きくなったり、出血や痒みを伴ったりする場合は、一刻も早く専門医を受診する必要がある。