保育所保育指針において、2歳児は「歩く、走る、跳ぶなどの基本的な運動機能が発達するとともに、手指の運動も次第に巧みになり、身の回りのさまざまな事物に興味・関心を持つ時期」と位置づけられています。現場の取材で浮かび上がった2歳児ハロウィン製作人気の理由は、まさにこの発達段階特有の欲求と、おばけやカボチャという象徴的なキャラクターへの興味が見事に合致している点にあります。
都内認可保育所の主任保育士は、現場での実感を次のように証言します。「1歳児の頃は素材の感触を確かめる感覚遊びが中心でしたが、2歳児になると『これはカボチャのおばけ!』といった見立てや象徴機能が急速に発達します。黒やオレンジ、紫といったコントラストの強い色彩刺激に引き寄せられ、自分の手で何かが生まれる瞬間に強い高揚感を覚えるのです」。
乳児クラスから幼児クラスへの移行期にあたる乳児クラスハロウィン行事指導案を作成する際、中核となるのは「自分の思い通りに手を動かし、形が変化する快感」を保障することです。エリクソンの心理社会的発達理論が示す「自律性 vs 恥・疑惑」の葛藤において、自分で選んだ素材を自分の力で貼り付けられたという経験は、揺るぎない自己効力感の礎となります。だからこそ、指先全体を使って楽しめるハロウィン製作は、子どもたちを時間を忘れるほど夢中にさせるのです。