「見た目の可愛さに一目惚れして買ったけれど、半年で手放した」という声があるように、ワーゲンバス仕様を買って後悔したと感じるオーナーの多くは、見た目と実用性のギャップに苦しんでいます。
現在におけるワーゲンバス仕様の中古車相場は、ベース車両の年式や状態によって大きく二極化しています。走行距離10万キロ前後の古いサンバーベースであれば70万〜120万円前後から流通していますが、状態の良いエブリイをベースに新車・低走行から仕上げたコンプリートカーは200万〜280万円以上に達することも珍しくありません。一般的な中古軽バンと比べると、カスタムパーツ代と工賃が上乗せされるため割高なプライスタグが付きます。
維持費に関しても想定外の出費が発生しがちです。特有の落とし穴として以下の3点が挙げられます。
- 板金修理の拒否:事故や接触でフロントパネルを破損した際、一般的な町の修理工場やディーラーでは「特殊な社外FRPパーツは対応できない」と修理を断られるケースがあります。
- 塗装の紫外線劣化:ツートンカラーに全塗装された個体は、塗膜の耐久性がメーカー純正塗装に比べて劣ることが多く、青空駐車を続けると数年でクリア剥げや色あせが目立ってきます。
- 洗車機が使えない:複雑な形状のFRPバイザーや大型ミラーを装着している場合、ガソリンスタンドの自動洗車機を通すことができず、毎回の丁寧な手洗い洗車を強いられます。