外資系投資銀行の年収と激務の真実|クビの実態と採用大学を徹底解剖

外資系投資銀行の年収と激務の真実|クビの実態と採用大学を徹底解剖

外資系投資銀行の年収と激務の真実|クビの実態と採用大学を徹底解剖を徹底追究! 知っておきたい トピックの裏側を分かりやすく展開します。

「外銀は朝出社したら入館ゲートが開かず、デスクの荷物がダンボールに詰められていた」――。都市伝説のように語られるこの解雇劇は、細かな演出の差異こそあれ、本質的には事実です。 外資系投資銀行を去る理由は、大きく分けて2種類存在します。 ひとつは、組織の絶対原則である「アップ・オア・アウト」による淘汰です。アナリストからアソシエイトへ、アソシエイトからVPへと昇進する節目において、「上の職位の仕事をこなす能力がない」と判断された者は、滞留を許されず退職勧告を受けます。日本の労働基準法があるため法的には「合意退職」の形をとりますが、特別退職金(パッケージ)として数ヶ月〜1年分の給与を提示され、事実上の退場を促されます。 もうひとつは、個人の能力とは無関係に訪れる「ヘッドカウント・リダクション(人員削減)」です。M&Aや株式公開(IPO)の案件数は世界的な金利動向や株式市場の好不況に直結します。ディールが枯渇して部門採算が悪化すると、本国の経営陣は一瞬で「東京オフィスのIBD人員を20%削減せよ」といった指示を下します。昨日まで数百億円のディールを率いていたトップバンカーであっても、市況の冷え込みとともに冷徹に席を失うのがこの世界の宿命です。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。