結論から整理すると、カレンダーにおける「中旬何日から何日まで」という疑問に対する公式の答えは、毎月「11日から20日」までの10日間です。この基準は、月の総日数が30日であっても31日であっても、さらには28日しかない2月であっても一切揺らぎません。
この区分を正しく把握するためには、そもそも「旬の意味日付」の歴史的ルーツを知る必要があります。「旬(じゅん)」という漢字は、古代中国の殷(いん)の時代に生まれた暦法「十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)」に由来します。太陽が10日周期で空を巡るという天文学的観念に基づき、10日間を一区切りとして「一旬(いちじゅん)」と呼んだのが始まりです。
これが日本に定着し、1か月をおよそ30日と見立てて3分割するシステムとして制度化されました。したがって、カレンダーの基本的な三分割ルールは以下の通り極めて厳格に決まっています。
- 上旬とは:月の1日から10日まで(計10日間)
- 中旬とは:月の11日から20日まで(計10日間)
- 下旬とは:月の21日から月末(大の月は31日、小の月は30日、2月は28日または29日)まで
ここで多くの人が混同しやすいのが「初旬と上旬の違い」です。広辞苑などの国語辞典や用例調査によると、「上旬」が1日から10日までの確定した期間ブロックを指す客観的な暦用語であるのに対し、「初旬」は「その月のはじめの数日間(おおむね1日から5日前後)」という感覚的な時期を指す傾向があります。公的な手続きやスケジュール調整で「10日」を含めたい場合は、初旬ではなく明確に「上旬」を使う必要があります。