公開当初の期待値が極めて高かっただけに、ファンの失望は底知れぬ怒りへと変わりました。『デジモンアドベンチャー tri.』の評判が失速し、ネット上で激しい批判を浴びるに至った背景には、長年作品を支えてきたファンコミュニティの信頼を損なう決定的な要因が存在していました。
デジモン tri 炎上 理由を総括すると、以下の5つのポイントに集約されます。
- 前作『デジモンアドベンチャー02』の仲間(02組)に対する冷酷な扱い
- 太一の過剰なウジウジ描写や仲間同士の不和による「キャラ崩壊」
- 新キャラクター「望月芽心」と「メイクーモン」への極端な作劇リソースの集中
- ダークゲンナイやリブートの謎など、放置されたままの「未回収の伏線」
- 元永慶太郎監督と脚本・柿原優子氏による、日常系学園ドラマとデジモンバトルの乖離
特に第1章の冒頭で『02』の主人公である本宮大輔、一乗寺賢、井ノ上京、火田伊織が謎の敵に敗北・昏倒するシーンが描かれながら、太一たち初代メンバーが彼らの失踪をほぼ気に留めず、日常を謳歌しているかのような描写は、ファンの倫理観や感情移入を決定的に破壊しました。仲間を何よりも大切にしてきたはずの選ばれし子どもたちの人格変貌に、多くのファンが「これは自分の知っているデジモンではない」と強い違和感を抱いたのです。