ワキガはどんな匂い?鉛筆や玉ねぎ臭の真相と汗臭との違いを解明

ワキガはどんな匂い?鉛筆や玉ねぎ臭の真相と汗臭との違いを解明

ワキガはどんな匂い?鉛筆や玉ねぎ臭の真相と汗臭との違いを解明に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

自分自身がワキガ体質であるかどうかを判定するために、臨床現場でも用いられる代表的なワキガセルフチェック項目が存在します。人間の鼻は自分の体臭に慣れてしまう「嗅覚順応(嗅覚疲労)」を起こすため、主観的な匂い感覚だけでなく、以下の客観的な身体的特徴を確認することが極めて重要です。

1つ目の指標は、耳垢湿っているワキガの関連性です。耳の中(外耳道)にはエクリン汗腺が存在せず、アポクリン汗腺のみが存在します。そのため、耳垢がカサカサに乾燥しておらず、キャラメル状や水飴状に湿っている場合、全身のアポクリン汗腺の活動が活発であることを示します。臨床統計上、湿性耳垢を持つ人の約80〜90%がワキガ体質に該当することが確認されています。

2つ目は、ワキガ服の黄ばみの有無です。アポクリン汗腺から出る汗には、リポフスチンという色素成分が含まれています。白いインナーやワイシャツを着用した際、脇の下の部分だけが濃い黄色や茶褐色に変色する場合、アポクリン汗が多量に分泌されている証拠です。

3つ目は、血縁関係におけるワキガ遺伝確率です。ワキガ体質はメンデルの遺伝の法則に従う優性遺伝であることが判明しています。両親のどちらかがワキガの場合は約50%、両親ともにワキガの場合は約80%の確率で子供に遺伝します。

4つ目は、陰部から立ち上る特有の匂い、いわゆるすそわきが特徴の有無です。アポクリン汗腺はデリケートゾーンにも密集しているため、下着からスパイス臭や玉ねぎ臭がする場合、脇のアポクリン汗腺も発達している可能性が極めて高くなります。

これらを踏まえたワキガ重度レベル診断の基準として、皮膚科では「ガーゼテスト」が実施されます。脇にガーゼを5〜10分間挟み、取り出したガーゼの匂いを第三者(医師)が確認します。鼻をガーゼに近づけて微かに香る程度であれば「軽度」、30cm程度離れても匂う場合は「中等度」、1m以上離れた位置からでも明確に刺激臭を感じる場合は「重度」と診断されます。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。