プードルという犬種を体系的に理解する上で、まず押さえるべきは世界的な畜犬団体による公式ルールです。一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)および国際畜犬連盟(FCI)の規定において、プードルは体高(地面から背中・キ甲部までの高さ)を基準に4つの公認サイズに厳格に区分されています。
起源とされるスタンダードプードルとの違いは、単なる見た目の大きさだけにとどまりません。元来、水辺の猟で撃ち落とされた水鳥を回収する「ウォーター・レトリーバー」として活躍していた歴史を持つスタンダードプードルは、極めて高い作業欲求と強靭な筋肉量を備えています。対して、時代を経て貴族の愛玩犬として小型化が進められた結果、家庭犬としての適応力を高めたのがミニチュア、ミディアム、そして最小区分として固定されたトイプードルです。
JKCが定める犬種標準(スタンダード)において、トイプードル成犬の平均体重は概ね3kg〜4kg前後、体高は24cm以上28cm以下(理想は25cm)と明記されています。この規定サイズを超過した場合はミニチュアプードル、あるいは規格外として扱われるのが純血種保存における大原則です。