デンマークの名門オーフス演劇学校(Aarhus Theatre School)で演技を学んだマッツは、1996年、30歳の時に記念すべき長編映画デビューを飾ります。それが、後に『ドライヴ』で世界的巨匠となるニコラス・ウィンディング・レフン監督のクライムサスペンス映画『プッシャー』です。
本作でマッツが演じたのは、コペンハーゲンの裏社会に生きる売人トニー。後頭部に「FUCK」のタトゥーを刻み、スキンヘッドにレザージャケットという衝撃的な風貌で登場しました。ダンサー時代の中性的な美青年イメージを完全に脱ぎ捨て、荒々しくもどこか哀愁と滑稽さを漂わせる怪演を披露。デンマーク国内の批評家や映画ファンに強烈なインパクトを与えました。
その後、2000年代初頭のテレビドラマ『Unit One(原題:Rejseholdet)』で情熱的な熱血刑事を演じて国民的人気を確立し、映画『しあわせな孤独』や『アフター・ウェディング』などで国際的な映画祭の常連となっていきます。