大手レシピサイトやSNSのコミュニティ、Q&Aサイトを検証すると、手羽元オーブン焼きに関して多くの主婦や自炊派から共通のつまずきが投稿されています。その代表格が「クッキングシートの脂溜まり」と「骨周りの赤み(生焼け疑惑)」です。
「天板にクッキングシートを敷いて焼いたら、底面が流れ出た脂と水分に浸かってしまい、皮がブヨブヨになった」という投稿は知恵袋等でも頻繁に見受けられます。クッキングシートは後片付けを劇的に楽にする反面、溶け出した油脂の逃げ場を塞いでしまう弊害があります。
カリッとした皮を目指すなら、「天板の上にオーブン対応の焼き網を重ね、その上に肉を並べる」、あるいは「アルミホイルを一度くしゃくしゃにしてから伸ばし、凹凸を作って脂を下に落とす」工夫が効果的です。直接シートに触れさせない構造を作るだけで、皮ベチャ問題は解消されます。
また、「規定時間焼いたのに骨の周りが赤黒く、生焼けではないか」と不安になるケースも目立ちます。厚生労働省の加熱殺菌基準(中心温度75度で1分以上)を満たしていても、手羽元のような幼鶏(ブロイラー)の骨髄液に含まれるヘモグロビン色素は、加熱によって骨から肉組織へ染み出し、赤みが残ることがあります。竹串を刺して澄んだ透明な肉汁が出てくれば、加熱は安全に完了しています。