気候変動の波は、アルプスの象徴である氷河にも確実な変化をもたらしている。名所「メール・ド・グラス(氷の海)」の縮小に直面し、現地では環境保護と観光開発のバランスを模索する試みが加速中だ。持続可能な山岳観光業への転換が急ピッチで進められている。
フランス共和国政府や自治体は、地域内の公共交通機関の無料化や電気バスの導入、高山生態系の保護ゾーン拡大を推進。訪れる旅行者にも、使い捨てプラスチックの持ち込み制限やエコツアーへの参加が呼びかけられており、山を守りながら楽しむ新たな旅行スタイルが定着しつつある。