波乱万丈な過去を経て、長年独身を貫いていた藤あや子に再び春が訪れたのは2017年3月末のことでした。世間を驚かせたのは、お相手が24歳年下の一般男性であったという事実です。入籍当時、藤あや子は55歳、お相手の男性は31歳でした。藤の実の娘(当時35歳前後)よりも年下という規格外の年の差婚は、芸能界でも前例が少ないビッグニュースとなりました。
二人の馴れ初めは、プロフェッショナルとしての出会いから始まっています。旦那の職業はパーソナルトレーナー兼セラピスト(整体マッサージ関係)。着物を着て連日ステージで立ち続ける演歌歌手は、過酷な肉体労働でもあります。腰痛や疲労のメンテナンスを担当していたのが彼であり、施術やトレーニングを通じて深い信頼関係が構築されていきました。
関係者の証言によると、男性は藤あや子を「大御所演歌歌手」として特別扱いするのではなく、一人のストイックなアスリート、そして生身の女性として真摯に向き合っていたといいます。男性側からのアプローチで交際へ発展した際、藤は自身の年齢差や家族のことを熟考しましたが、背中を押したのは他ならぬ一人娘の言葉でした。「お母さんが幸せになれるなら、全力で応援する」という娘の後押しを受け、出会いから数ヶ月というスピードで婚姻届を提出するに至ったのです。