旅行者やビジネス客が最も戸惑うポイントが、交通系ICカードの利用可能エリアです。JR東日本では盛岡エリアや青森エリアでSuicaの利用可能駅が順次拡大されてきましたが、第三セクターであるIGRいわて銀河鉄道の区間においては、JRのICカードシステムと完全に共通化されているわけではありません。
岩手県の玄関口であるいわて銀河鉄道 盛岡駅の改札口では、JR線からの乗り継ぎ客がICカードをタッチしてそのまま通過しようとし、エラーで足止めを食らう光景が日常的に見られます。現在、IGR線内における決済端末の導入や地域連携ICカードの運用は段階的に進められているものの、首都圏のように「Suica1枚で全駅シームレスに乗り降りできる」と誤解して訪れるとトラブルの元になります。
また、日々のいわて銀河鉄道 運行状況に関しては、公式サイトや公式SNS、各種乗換案内アプリを通じてリアルタイムで配信されています。岩手県内陸部は冬期の降雪や強風の影響を受けやすい地域ですが、IGRいわて銀河鉄道は高い定時運行率を維持しており、地域住民からの信頼は厚いものがあります。ただし、青い森鉄道やJR線との直通運転を行っている関係上、接続路線で発生した輸送障害の影響が波及するケースもあるため、悪天候時には事前の運行情報チェックが欠かせません。