ここで改めて、原稿用紙における文字数カウントの基本をおさらいしておこう。特に受験生や公募ガイドに挑戦する人々にとって、ルール違反は致命傷になりかねない。行頭の一マスあけや、段落が変わる際の改行による余白。これらはすべて「1文字」としてカウントされる。つまり、実際の文字数が少なくても、改行が多い文章は原稿用紙上ではあっという間に規定の文字数に達してしまうのだ。逆に、会話文の「」をどう配置するかによっても、視覚的なボリュームと実際の文字数には大きな乖離が生まれる。
また、拗音(「っ」や「ょ」など)や句読点(「。」や「、」)もそれぞれ1マスを占有する。これらを文字数としてカウントするかどうかは、提出先の規定によって微妙に異なる場合があるため注意が必要だ。デジタルツールの自動カウント機能に頼り切っていると、いざ原稿用紙に清書した際に「文字数が足りない」「枠に収まらない」というトラブルに直面することになる。