役員報告や時間制限のあるコンペティションでは、「現在どのあたりを話しているのか」を聞き手に把握させるため、「スライド番号 / 総ページ数(例:5/30)」という形式で表記することが好まれます。
ただし、現行のPowerPointにはWordのような「総ページ数を自動取得する専用フィールド」が標準搭載されていません。そのため、現場で最も安定して運用されている確実な手法は、スライドマスター内でスラッシュと全体の枚数を固定テキストとして追記するアプローチです。
手順はシンプルです。スライドマスター画面を開き、右下のページ番号プレースホルダーを選択します。中にある<#>という記号の後ろに直接キーボードで「/30」と打ち込みます(例:<#>/30)。マスター表示を閉じるだけで、すべてのスライドに「1/30」「2/30」という形式で連番が表示されます。ページの大幅な増減があった場合でも、スライドマスターの数字を1箇所打ち変えるだけで全スライドの総数が更新されます。
【プロの結論】手動編集を避けてテンプレートの階層美を保つ判断基準
資料作成において、どの設定手法を採用すべきかの明確な基準をまとめました。
自動設定・スライドマスターを活用すべき人: 社外向けの公式提案書を作成する方、20ページ以上の長文プレゼンを扱う方、チームで複数人で共同編集する方。これらの環境では、個々のスライドに手動設定を残すと必ずレイアウト崩れの事故が起きます。
手動配置を避けるべきシチュエーション: 急ぎのプレゼン前だからといって「テキストボックスで番号を手打ちする」選択は厳禁です。スライドの順序を入れ替えた瞬間に番号の整合性が崩れ、修正に余計な工数が奪われることになります。