耳たぶやリンパの腫れとしこりの正体!痛みの有無で見極める受診基準

耳たぶやリンパの腫れとしこりの正体!痛みの有無で見極める受診基準

今注目を集めている 耳たぶやリンパの腫れとしこりの正体!痛みの有無で見極める受診基準について、詳しいまとめを整理して公開しています。

首や耳の周囲には数百個におよぶリンパ節が存在し、体内に侵入しようとする病原体を食い止める防衛フィルターの役割を果たしています。特に耳の裏のリンパの腫れの原因として臨床現場で最も多く見られるのが、耳介後リンパ節の腫れです。

このリンパ節は、頭皮の毛嚢炎(ニキビ)やフケ症、アトピー性皮膚炎、あるいは中耳炎や扁桃炎といった近隣組織の炎症に極めて敏感に反応します。患者の聞き取り調査でも「後頭部にできた湿疹を引っかいていたら、翌朝耳の後ろにしこりができて痛む」といった訴えが典型例です。感染源となった炎症が鎮火すれば、通常は数日から2週間程度でリンパ節のサイズも自然と縮小していきます。

一方、耳たぶの下から顎のラインにかけて大きく腫れ上がる場合は、唾液腺の一つである耳下腺の病変を疑わなければなりません。耳下腺炎の症状と対処法を理解する上で重要なのは、原因がウイルス性(ムンプスウイルスによる流行性耳下腺炎=おたふく風邪)か、細菌性か、あるいは唾液の通り道に石が詰まる唾石症(だせきしょう)かを見分ける点です。食事で酸っぱいものを口にした瞬間に耳下が激しく痛む場合、唾液腺の排出障害が起きている可能性が高いため、冷湿布等での対症療法に留めず速やかな耳鼻咽喉科の受診が求められます。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。