江口夏樹氏が描き切った原作最終回(第271話)において、鬼灯と白澤の関係はどう着地したのでしょうか。一部のファンが懸念したような「取って付けたような劇的な和解」という安易な結末を、本作は選びませんでした。
最終回においても、白澤は桃源郷でいつも通り女性にうつつを抜かし、漢方薬を調合し、ふとした拍子に地獄からやってきた鬼灯と顔を合わせては憎まれ口を叩き合っています。千年以上変わらなかった関係性は、天界と地獄が存続する限り、今後も何千年も変わらず続いていくことが示唆されました。
この結末は、連載完結時にも多くの読者から「最高の幕引き」と絶賛されました。互いの本質を誰よりも正確に把握しながら、絶対に歩み寄ることはなく、しかし相手の力量だけは認め合っているという「健全な緊張感を持ったライバル関係」が維持されたからです。最終回以降も、公式原画展や記念コラボレーションにおいて二人が並び立つビジュアルが投下されるたびに大きな反響を呼んでいる事実は、彼らの関係が永遠の定番としてファンの中に定着している証拠です。