羽賀研二が世に躍り出たきっかけは、1970年代半ばの映画『愛と誠』での鮮烈なデビューだった。ハーフならではの整った容姿と浮世離れした華やかさは、瞬く間に若い女性客の心を掴み、昭和のアイドル・俳優としての地位を確立する。ドラマやバラエティ番組への露出が急増し、彼は時代の寵児となった。
彼のキャリアにおける最大の金字塔の一つが、ウォルト・ディズニー・カンパニーが手掛けた名作アニメーション映画『アラジン』日本語吹き替え版での主役アラジン役だ。軽妙かつ魅力あふれる演技は高く評価され、作品の大ヒットとともに声優としての才能も広く認知された。エンターテインメントの第一線で放つ輝きは、当時の日本中で誰もが認めるものだった。
さらに1990年代には、モデルでタレントの梅宮アンナとの熱愛発覚によって芸能ニュースの主役に踊り出た。連日のようにワイドショーを賑わせたペアでの会見や、億単位の巨額な借金問題の報道は、日本中に強烈なインパクトを残す。希代のプレイボーイとしてのパブリックイメージは、この時期に完璧に定着したと言える。