結婚相談所やマッチングアプリの現場では、「年収1,000万円以上のハイスペック男子を希望する女性」と「若さと家庭的な気配りを求めるハイスペック男性」の間で、激しい需給の不均衡が発生しています。
大手結婚情報サービスの動向データによれば、女性会員の約40%が「年収800万円以上」を希望条件に設定する一方で、実際に登録している同年代の該当男性は全体の6〜8%前後に留まります。この数字のギャップこそが、婚活が長期化する最大の要因です。
一方で、実際にハイスペック層と成婚に至ったカップルのインタビューを紐解くと、選ばれた側に共通するのは「過度なスペック依存をしない自然体のスタンス」でした。ある大手外資系金融に勤める30代男性は、自著や取材で次のように述懐しています。
「初対面で勤務先や年収ばかりを探ってくる相手には警戒心が働きます。激務でプレッシャーに晒される日々の中で本当に求めていたのは、肩書を剥ぎ取った生身の自分を受け止め、フラットに笑い合える安心感でした」
過剰なステータス目当ての接近に敏感なハイスペック層ほど、相手の「誠実さ」「精神的な成熟度」「金銭感覚の健全さ」をシビアに見定めています。