レースの質を決定づけるのは水面だけではありません。水面を熟知した地元静岡支部の選手と、勢いに乗る遠征トップレーサーによる駆け引きが、浜名湖ボートのドリーム戦展望を一層スリリングなものにしています。
現在、女子戦線・混合戦線で圧倒的な注目を集めているのが、プレミアムG1第40回レディースチャンピオン(徳山)を制覇し、卓越した調整力と変幻自在のレース運びを見せる川野芽唯選手です。どんな水面コンディションにも即座に対応する調整手腕は、浜名湖のような気象変化の激しい舞台でこそ真価を発揮します。
この強力な遠征勢を迎え撃つのが、静岡支部が誇る看板トリオ――三浦永理選手、長嶋万記選手、そして山下友貴選手です。
とりわけ8期連続A1級を維持する三浦永理選手の実力は際立っています。どのコースからでも連対に絡む卓越した旋回技術を有していますが、特筆すべきは4コース戦における決定力です。2026年1月1日〜8月20日の最新集計データによると、彼女の4コース1着率は27.5%という驚異的な数値を記録しています。全国平均の倍以上となるこの数字は、浜名湖のセンター戦において絶対に見逃せない買い要素です。
また、出走回数の兼ね合いで一時的にB2級に甘んじていた実力者・長嶋万記選手も、来期適用勝率6.79(同期間73走)、3連対率71.2%と極めて高い安定感を取り戻しています。大外枠からでも手堅く3着以内に食い込むレース巧者であり、ドリーム戦や予選特賞での軸選びにおいて絶大な信頼を置くことができます。