ネット上のコミュニティやSNS論壇では、カリン様に関して「なぜ仙豆をもっと大量にストックしておかないのか」「超聖水と超神水は何が違うのか」といった疑問が頻繁に交わされます。しかし、原作描写と公式設定を緻密に精査すると、そこには合理的な理由が存在します。
まず大きな誤解として挙げられるのが、「超聖水」と「超神水」の混同です。カリン塔の壺に入っていた「超聖水」は、飲むだけで力が何倍にもなる奇跡の水と噂されていましたが、実態は「ただの水」でした。カリン様から壺を奪おうと駆け回り、息を整え、動きを先読みしようと必死にもがいた3日間の修行そのものが、肉体を劇的にパワーアップさせていたのです。
これに対し、ピッコロ大魔王編で悟空が命懸けで口にした「超神水」は、飲めば激痛と共に潜在能力を強制解放する本物の猛毒薬でした。カリン様自身も「過去に飲んだ者は誰一人として生きて戻らなかった」と警告しており、毒に打ち勝つ精神力と生命力を持つ者だけが生き残れる極限の試練だったのです。
さらに、作中屈指のチートアイテムと呼ばれる「仙豆」の栽培事情も見逃せません。1粒で10日間の飢えをしのぎ、骨折や裂傷を含む致命的な肉体損傷を瞬時に完治させる奇跡の豆ですが、カリン塔内の特殊な土壌と環境下でしか育たず、育成に膨大な時間と手間がかかることが明示されています。
初期のストックが大量にあったのは数百年単位で蓄積されていたためであり、サイヤ人編以降、Z戦士たちの激戦が相次いだことで需要が供給を完全に上回り、常に枯渇状態に陥っていたのが真相です。決してカリン様が栽培を怠っていたわけではありません。