これほどまでに人々を惹きつける原動力となっているのが、圧倒的なクオリティを誇る昼のブッフェです。SNSやグルメサイトにおけるランチビュッフェの評判を分析すると、満足度の中心には常に「パン」「生ハム」「フレーバーティー」の三種の神器が存在しています。
まず特筆すべきは、同じ1階フロアで営業する大人気店モアザンベーカリー(MORETHAN BAKERY)との連携です。パン職人が店内の石窯で焼き上げるハード系ブレッド、トリュフ塩パン、クロワッサン、フォカッチャなど、常時15〜20種類以上のパンがビュッフェ台に並びます。ホテルの大量生産された業務用冷凍パンとは一線を画す、小麦の香りとクラスト(皮)のパリッとした食感は、パン好きを唸らせる水準です。
そして、多くの来店客が最大の目的として挙げる生ハム食べ放題の真相についても触れておかなければなりません。同店では、イタリアの老舗スライサーメーカー「BERKEL(ベルケル)」社の手動式フライホイールスライサーを客席から見えるカウンターに設置しています。スタッフがその場で極限まで薄くスライスした生ハム(プロシュートやハモンセラーノ)は、皿に乗せた瞬間に向こう側が透けて見えるほどの薄さです。
口に入れた途端、体温で脂が溶け出し、芳醇な塩気と旨味が広がる体験は、スーパーや一般的な居酒屋で提供される厚みのある生ハムとは別次元の食べ物と言っていいでしょう。単なる「量を食べるための食べ放題」ではなく、切り立ての芸術的な食感を何度でも味わえるライブ感こそが、熱狂的なリピーターを生む真相です。
2024年から2026年にかけての原材料費や輸入コストの高騰を受け、2026年最新メニューと料金は段階的な見直しが行われています。現在のモアザンタパスラウンジの実力を、新宿エリアの他ホテルビュッフェの相場と比較した客観的データは以下の通りです。
表からも明らかなように、西新宿のヒルトン東京や京王プラザホテルといった大型ホテルのランチビュッフェが軒並み6,000円〜8,000円台へと突入する中、モアザンタパスラウンジは4,000円前後の価格帯をキープしています。しかも、スタッフが数分おきに各テーブルを回り、白桃やキャラメル、アールグレイなど数十種類の中から毎回異なる香りの紅茶をカップに注いでくれる「ティーフリーサービス」が含まれている点は、驚異的なコストパフォーマンスです。