新車販売の上位を独占し続けるスーパーハイトワゴン勢ですが、ユーザーが現場で直面している生々しい燃費データと不満の声を検証します。
ホンダ N-BOXのNAモデルに乗る都内在住のオーナーは、「近所のスーパーへの買い出しや子どもの習い事の送迎だけに使っていると、真夏や真冬は実燃費が11〜12km/Lまで落ち込む。これなら前乗っていた1,500ccの普通車と変わらない」と証言します。ストップ&ゴーの多い市街地環境では、エアコンを作動させた状態で重い車体をゼロ発進させる回数が増えるため、排気量の小ささが仇となって燃料消費が急増します。
一方、日産 ルークスのオーナーからは「高速道路の合流や登坂車線でアクセルを床まで踏み込む必要があり、瞬間燃費計が目に見えて悪化する」という口コミが目立ちます。ルークスはクラストップレベルの静粛性と頑強なキャビン構造を誇る反面、車両重量の重さがダイレクトに実燃費へ影を落としています。
この激戦区において、スズキのスペーシアが一歩抜け出している理由は、軽量高剛性プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」による徹底したボディの軽量化(ライバルより50〜80kg軽い)と、減速エネルギーを活用するマイルドハイブリッドの相乗効果にあります。スライドドアの利便性を確保しつつリッター18km台後半を死守できる設計思想は、競合他社に対する明確なアドバンテージです。