大和川は天井川としての歴史を持ち、周囲の地盤よりも川底が高い区間が存在することから、古くから水害対策が続けられてきた河川です。しかし、近年の極端気象下では計画規模を超える雨量が観測される事態が度々発生しています。
記憶に新しい2017年の台風21号では、奈良県三郷町立野地区で護岸崩落が発生し、大阪府内でも避難指示が広範囲に発令されました。大和川の過去の台風被害状況を振り返ると、本川の氾濫だけでなく、本川の水位上昇に伴って支川の水が排水できなくなるバックウォーター現象や、市街地の雨水が溢れ出る内水氾濫による道路冠水が各地で多発しています。
大雨の最中には「現在どこのアンダーパスや道路が冠水しているか」という局所的な浸水被害にも警戒を払わなければなりません。