迫力あるアクションシーンや複雑な身体の捻りをゼロから描き起こす作業は、熟練のイラストレーターにとっても決して容易ではない。そこで威力を発揮するのが、人物のポーズや骨格のラインをあらかじめアタリとして描いたポーズ集だ。Webマンガの連載、SNS投稿イラスト、あるいは同人誌の表紙に至るまで、商用利用可能な無料素材を上手に取り入れるクリエイターは急増している。
描きたいキャラクターの比率を崩さず、短時間でクオリティの高い下絵を用意できる点が最大の利点と言える。トップクリエイターとして知られるさいとうなおき氏のデジタルイラスト制作講座でも触れられているように、単に線をなぞる作業で終わらせず、人体の立体感や関節の稼働領域を意識する練習台として使うことこそが、作画力を急成長させるカギだ。