「商業高校=高卒ですぐ就職する場所」という旧来の固定観念は、現在の都立第三商業高校には当てはまりません。近年の卒業生データでは、大学・短大・専門学校への進学者が約5割〜6割を占め、就職者が約4割というバランスの良い進路構造が確立されています。
特に注目すべきは、指定校推薦枠を活用した私立大学への進学ルートです。全国商業高等学校協会(全商)の検定資格や日商簿記、情報処理資格を取得し、校内評定平均を高く維持することで、経済学部・経営学部・商学部を中心に中堅〜上位私立大学(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、拓殖大学、千葉商科大学、東京経済大学など)への推薦枠を勝ち取る生徒が毎年多数存在します。一般入試の過酷な学力競争を避け、高校3年間の実務的努力を進学実績へと直結させられる点は商業高校最大の強みといえます。
一方、就職面においては伝統校ならではの強固な企業ネットワークが威力を発揮します。大手金融機関の事務職、鉄道会社、インフラ関連、優良IT企業、公務員(警察官・消防官・行政事務)など、普通科の高卒求人ではなかなか出会えない優良枠が豊富に届きます。ハローワーク経由の一般公募とは異なり、学校推薦として確度の高いマッチングが行われるため、早期に自立した社会人を目指す層にとって抜群の環境が整っています。