Aマークを語る上で避けて通れないのが、浜崎あゆみ自身の右肩甲骨付近に刻まれたタトゥーの存在です。2001年夏、TOKIOの長瀬智也との熱愛報道の渦中において、2人の肩に「左右合わせると1つのハートと翼になる」ペアタトゥーが刻まれていることが公となり、列島に巨大な衝撃を与えました。
この浜崎あゆみ ロゴ タトゥーは、彼女にとって単なるファッションの域を超えた「自身の人生の記録」でした。右半分の翼とハートが刻まれた当初のデザインは、愛する存在と対になることで初めて完成する未完の美学を提示していました。しかし、2007年の破局発表以降、このデザインには決定的な修正(カバーアップ)が施されます。
彼女が選んだのは、タトゥーをレーザー除去して過去を消し去ることではなく、欠けていた左半分に新たな翼と円環を描き加え、「1人で完全に羽ばたく孤高のAマーク」へとリメイクすることでした。傷跡を否定せず、自らの力で完結したアートへと昇華させたこの決断は、多くの女性ファンに「自立した生き様」の象徴として強烈な勇気を与えることとなったのです。