バーチャル空間でのイベント開催が当たり前となった2026年、イラストの役割は「見るもの」から「入るもの」へと進化した。人気VTuberグループが主催するバーチャル夏祭りでは、ファンアートとして描かれたイラストがそのまま3D空間の背景やアセットとして組み込まれている。
ユーザーはアバターを身にまとい、絵師が描いた美しい世界観の中を歩き回る。リンゴ飴のテクスチャや、夜空に広がる大輪の花火のグラフィック。そこには、現実の混雑や暑さを避けて、最も美しい「祭りの瞬間」だけを純粋培養したユートピアが存在している。