「AB型とO型の組み合わせは危険」という言説は、完全な医学的誤解と不確かな情報の混同から生まれたデマです。小児科学や産婦人科学において、両親の血液型の組み合わせとダウン症などの染色体異常、先天奇形、発達障害との間に関連性は一切認められていません。
この噂が広まった背景には、主に2つの要因が存在します。1つ目は、母親がO型で胎児がA型またはB型の場合に生じる「ABO式血液型不適合」という医学用語が、「血液の相性が悪く子供に重篤な障害が出る」と曲解されたことです。2つ目は、血液型遺伝の法則上「AB型とO型の親からはA型かB型しか生まれない」という事実が、稀な例外や誤認と結びつき、都市伝説的に語り継がれた経緯があります。
医療現場において血液型は、輸血時の適合性や新生児期の黄疸リスクを把握するための指標に過ぎず、赤ちゃんの心身の発達や健康状態そのものを決定づける要因ではありません。