野球強豪国順位一覧を見渡すと、勢力図の変化が明確に見て取れます。なかでも注目すべきは台湾野球世界ランキングの急激な伸長です。台湾代表はプレミア12優勝をはじめとする国際大会での快挙を契機にポイントを劇的に上積みし、長年トップ2を占めていたアメリカのポジションを激しく脅かしています。台湾はユース年代への国を挙げた投資とプロリーグ(CPBL)の科学的トレーニング導入が結実し、ランキングでもその果実を収穫しています。
一方で、アメリカ野球世界ランキングは、MLB所属選手の出場制限やジュニア世代の大会への温度差が響き、総合ポイントで日本に水を開けられる状態が定着しています。アメリカ国内では「トップチーム最強論」が根強いものの、国際連盟主導のポイントレースにおいては構造的な不利を抱えています。
さらに深刻なのが韓国野球代表の現在地です。かつてオリンピック金メダルやWBC準優勝を誇った韓国は、近年国際大会での予選ラウンド敗退が続き、ポイントランキングでもトップ5からの後退を余儀なくされています。韓国メディアでは「高校野球チーム数の不足、球速偏重と制球力不足、世代交代の遅れ」といった構造的問題が連日報道されており、代表チームの再建に向けた抜本的な改革が求められています。