西田佐知子はポリドール・レコードの看板歌手として、次々と記憶に残るヒット作を世に送り出した。1964年の「東京ブルース」は都市に生きる女性の哀愁を見事に歌い上げ、彼女の代名詞とも言える大ヒットを記録。さらに1965年の「女の意地」や「くろい花びら」のカバーなど、卓越した歌唱力を示す名曲を立て続けにリリースしていった。
NHK紅白歌合戦には1961年の初出場以来、通算10回出場という快挙を成し遂げている。当時のNHK紅白歌合戦は国民的行事であり、そこで披露される彼女の洗練されたドレス姿と物静かな立ち振る舞いは、お茶の間の憧れの的であった。