ネット上の掲示板などでは「誰でも入れる養成所は危ないのではないか」「オーディション合格率が高いとプロになれないのでは」といった懸念の声が散見されます。こうした疑問の背景にある業界構造を紐解く必要があります。
IAMが入所オーディションの間口を広く設定しているのは、「最初の段階で未経験者の原石を切り捨てず、実際の指導を通じて才能を開花させる」という堀川学院長の教育哲学に基づいています。声優の演技力や表現力は、机上の筆記試験や数分の面接だけで見極められるものではありません。
しかし、それは「誰でも簡単にプロになれる」という意味ではありません。入所後の進級審査や事務所所属オーディションでは、極めて厳格な実力評価が行われます。日本社会や芸能界において議論される「機会の平等」と「結果の選別」という構図が、IAMの育成システムにも明確に存在しています。「お金さえ払えば事務所が何とかしてくれる」という甘い依存心を持つ受講生は途中で淘汰されるのが業界の常です。