フタバ産業の屋台骨を支えているのは、筆頭株主であり最大の取引先でもあるトヨタ自動車との強固な結びつきです。同社はトヨタ向けに排気系部品(マフラー・エキゾーストマニホールドなど)やボデー骨格部品を長年供給しており、その売上構成比は極めて高い水準を維持しています。
近年のグローバル市場では、完全なEV(電気自動車)シフトへの移行スピードが一部で鈍化し、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の需要が再評価されています。この市場環境は、エンジン排気系に強みを持つフタバ産業にとって強力な追い風として働いています。
今後の業績見通しにおいては、北米やアジア拠点での現地生産効率化が進んでいる点や、高張力鋼板を用いた軽量化ボデー部品の採用拡大が高く評価されています。トヨタのグローバル生産台数の堅調な推移がそのままフタバ産業の売上高・営業利益の底上げに直結する構造は、投資家にとって極めて分かりやすい強みと言えます。