南鳥島沖のレアアース泥に関する研究成果が発表されて以来、ロイター通信、ブルームバーグ、ウォール・ストリート・ジャーナル、英BBCなど、世界を代表する経済紙や報道機関が一斉に特集を組みました。欧米メディアの論調に共通しているのは、「資源に乏しい島国が、一夜にして世界最大級の資源大国へと変貌を遂げる可能性」に対する純粋な驚きと賞賛です。
特に、ハイテク兵器や電気自動車(EV)、風力発電用強力磁石に不可欠なジスプロシウムやテルビウムといった「重レアアース」が超高濃度で含まれている点が高く評価されています。米大手テックメディアでは、「中国によるレアアース禁輸の脅威に晒されてきた西側諸国にとって、日本の海底資源は最大の救世主になり得る」と報じられました。
一方で、欧州メディアの多くは技術的なハードルにも鋭く言及しています。「富士山の高さを遥かに超える水深6,000メートルの漆黒・超高圧環境から、いかにして経済的に引き揚げるか。日本が持つ海洋土木・深海工学の真価が試されている」と、期待と課題の両面から注視しています。