『播磨国風土記』にもその名が刻まれる伊和神社は、社伝によると成務天皇14年(西暦144年頃)甲子歳の大己貴神の命日に創祀されたと伝わります。延喜式神名帳では名神大社に列し、中世以降は播磨国の一宮として歴代の領主や民衆から絶大な崇敬を集めてきました。
主祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)。別名を大国主神とし、国造り・農業振興・医薬・縁結びの神として知られます。さらに配祀神として少彦名神(すくなひこなのかみ)と下照姫神(したてるひめのかみ)を祀り、国土経営と生命の調和を司る神々が強固に鎮座しています。
境内全体を包む社叢は兵庫県の天然記念物に指定されており、推定樹齢数百年を数える杉やヒノキの大木が林立しています。拝殿に向かって一直線に伸びる杉並木の参道は、神域としての威厳を肌で実感できる荘厳な空間です。