連日多くの外国人が降り立つ成田国際空港で、スタッフが何十時間も粘り続けてようやく巡り合う「神回」の主たち。最近のテレビ放送でも、スタジオのバナナマンを驚愕させた劇的な密着劇が大きな反響を呼んだ。昭和歌謡の失われたレコード原盤だけを探し求めて地方の旧家を巡る青年や、日本の伝統的な宮大工の技術を学ぶためすべてを捨てて弟子入り志願にやってきた職人志望の女性など、その動機はかつてないほど先鋭化している。
番組の真骨頂は、アポイントなしの偶然から始まる過酷な追跡取材にある。スタッフは相手が許す限り、新幹線に飛び乗り、時には山奥の集落までカメラ一台で同行する。予定調和が一切通用しない現場だからこそ、取材対象者がふと見せる涙や挫折、そして夢が結実した瞬間の眩しい笑顔が、作為のないリアルな感動となって胸を打つ。見逃した視聴者はTVerでのリアルタイム配信追跡や、U-NEXTの過去作アーカイブでその全貌を追体験可能だ。